春太郎ブログ

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結婚時に5000万円貯金があっても自己破産!?共働きの3つの危険な家計管理方法とは?

共働きの3つの危険な家計管理方法

共働き夫婦の家計管理の方法で、それはやめた方が良い!という家計管理方法について書きたいと思う。
 
近いうちに、自分が共働き夫婦になる予定なので、しっかり家計管理のできる夫婦になるために、いろんな共働き夫婦にヒアリングした結果をまとめたいと思う。
 
いろいろヒアリングして分かったことは、結婚して子供がいない時期(DINKS時期)にしっかりライフプランニングをして、家計を管理して、計画的に貯蓄できるかが超重要ということだ。
 
逆に下記のような家計管理をしていると、本当にヤバイ!もし該当する夫婦がいたら早急に見直しを勧める。
 
<共働きの危険な家計管理方法>
  • 今がよければOK的な家計管理方法
  • 支出項目で分担してあとは自由的な家計管理方法
  • ドケチ・節約・目的が貯金になっちゃってる家計管理方法
 

今がよければ良いじゃんという家計の管理が一番危険!

「今がよければOK的な家計管理方法」は、ある程度収入がある夫婦が陥りやすい一番危険な家計管理方法だ。いろんな共働き夫婦にヒアリングをしていく中で、過去このような家計管理をしていた夫婦は、かなりの確率で夫婦ゲンカが絶えず、お金の余裕は全くない。
 
私が聞いた話の中でも、衝撃的だったのは、
 
結婚時に5000万円近く貯金があった夫婦が、子供の教育費に困り、大きな借金を背負い、自己破産したらしい。
 
彼らの家計管理方法は、家賃や車の維持費や保険料などの固定費はなんとなくお互いで役割分担をしてお互いの収入から払っていて、余った収入はお互いが自由に使っていたらしい。さらに、収入が多めだということで、将来のお金はなんとかなるだろうと、贅沢三昧で無計画に旅行三昧、高級マンションを購入したり(これで貯金は使い果たしたそうだ。)、高級外車を乗り換えたりしながら、収入があったぶんだけ使うというお金の使い方をしていたようだ。
 
そして、子供ができたこと機に一気に崖から転落していく。奥さんの育休で、収入が減少し、それまでの生活の維持が難しくなっていく。ここで、こんな話になるのである
 
「えっ!?あなたもっと貯金していると思ってた。。。」

 

各々が自分のお金を自由に管理しているとこうなることが大半である。そして、この夫婦は収入があった分だけお互い使っていたので、奥さんの収入がなくなった分を夫が補う必要が出てきたのだが、固定費が膨らみすぎていて、ヒーヒー言いながら固定費を徐々に切り詰め始める。しかし、ここで大きな固定費の見直しはせず、ずるずると収支がトントンの今がよければ生活が続けてしまう。これも共働きあるあるである。共働きで忙しく、家計管理の大事さを真剣に考えていないと、今を乗り切るための方法しか考えないで、その場限りの対策しか講じない。

 
そして子供が小学校、中学校と上がっていくにつれて教育費も膨らみ、ついに高級マンションを手放すことになる。高級マンションを売ったお金を元手に中古のマンションを買うがなかなか妥協しきれず、それでもそこそこの中古マンションを購入したようだ。
 
そして、子供の私立高校、私立大学の進学と大きな出費が重なると、ついに借金に手を出してしまう。今をとにかく乗り切るための借金だ。そんな無計画の借金は続く。その後もとにかく今を乗り越えるために、抜本的な家計の見直しは後回しにして、今がよければと借金を繰り返し、ついに追加で申請した教育ローンも断られ、借金も返すのもキツくなり自己破産をすることになったそうだ。
 
ここまでに至るのに、何度か家計を立て直すチャンスはあったが、お金のことで夫婦ゲンカが絶えず、なかなか話し合いもできないままズルズルきてしまったようだ。さらに、この家庭不和が原因となり、夫婦共に仕事にも支障をきたし、夫の収入は減少傾向だったようだ。
 
5000万円の貯金があった夫婦だ。しっかりライフプランニングしておけば、こんなことにはならなかったはずである。
 
今回の話を聞いて、この前書いた下記記事のように、お金が中途半端にあると逆に恐いね〜と改めて思った。
 

今がよければと思ってなくても、夫婦別々にお金を管理するのは危険!

共働きの夫婦がやってしまいがちな家計管理方法で多いのか、支出項目で役割分担して、それ以外のお金はお互い自由。細かく相手の収支に立ち入らないというパターンだ。新婚時やDINKSの家庭に多いパターンの家計管理方法だ。
 
上記の事例でも分かる通り、お互いでお金を管理していると、家計全体での収支が分からないため、将来の計画はまず立てられない。そして、なぜか自分のお金を使い切っている人ほど自分のパートナーが貯金してくれているという幻想を抱いているのである。
 
結婚してから何年かはこのような家計管理をしている夫婦は、私がヒアリングした限りでは、大体子供ができたタイミングやお金に困り始めたタイミングで結局、夫婦で合わせて管理するようになる。しかし、その時思うのである。
 
もっと早く、夫(妻)の収支を把握しておけばよかった。もっと早く、お互いの収支を合わせて家計管理しておけばよかった。。。
 
こうなる前に、夫婦で合わせて家計管理して、ライフプランニングすることを強くお勧めする。
 

節約や貯金が目的になってしまっても危険!

計画的に節約、貯金することは重要だが、節約や貯金が目的になってしまい、とにかく可能な限り節約し、貯金し、ギリギリのドケチ生活をしているのも危険だ。とにかく切詰めるため、貯金は増えていくが、夫婦仲は悪化し、離婚に至るケースもあるようだ。
 
例えば、新婚時代の旅行の思い出もなく、子供との旅行の思い出もなく、特別な日を祝うでもなく、ただひたすらに節約をして、死ぬ間際に1億円の貯金があっても、何の意味もない。ただ相続税をたくさん持っていかれるだけである。
 

大事なのは新婚時に将来について話し合うこと

とにかく大事なのは、新婚時に2人の将来について、しっかり話し合い、ライフプランニングをすることだ。そして、それに沿って必要なお金を算出し、計画的に貯金をしていくことが重要だ。
 
ライフプランニングって?なんか難しそう。そう思うかもしれないが、大したことではない。やったことがないから難しいと感じるだけだ。大半の人が、旅行に行く前に予定を立てると思うが、それと同じ感覚で計画を立てれば良いのである。
 
Webで簡単に無料でライフプランニングできるサイトやソフトがあるので、とりあえず試してみると良い。自分は一番下のソフト 「Financial Teacher System 」が気に入って使っている。実際にファイナンシャルプランナーが使っているソフトで少し難しいところもあるが、細かいシミュレーションが出てとても参考になる。
 
お金は大事だよ。
春太郎
 
 
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