春太郎ブログ

お金の“知らない”で損をしない

浪費癖をなおして倹約・節約できるようになりたい!意識的に行うべき10つの習慣

そりゃ〜誰だって浪費なんてしたくないし倹約・節約できるようになりたい!

「もう浪費なんてしたくない!倹約、節約できるようになりたい!!」

誰もが無駄遣いをしてしまって、後悔して、こんなことを思ったことがあるだろう。しかし、時間が経つとそんな思いは忘却の彼方。いろんな欲望に駆られて、また浪費してしまう。それが人間というものである。

ただし、実際に倹約や節約を着実に実行している人もいるのが事実。では、どうすれば浪費せずに倹約、節約できるのか?それはどのような精神状態で日々過ごすかにとても関係している。

何を隠そう私も昔は自分の浪費癖に日々嘆いていたうちの一人だった。しかし、どうにかこの浪費癖を治さなくてはいけないと思い、倹約家、節約家の諸先輩方に「なんで倹約、節約なんてできるのか?どうしたら浪費癖を治すことができるのか?」をヒアリングして回ったところ、倹約家、節約家の方々が取り組んでいる日々の習慣や共通点が見えてきた。そして、そんな倹約家、節約家の方々も生まれた時から倹約家、節約家なのではなく、日々の浪費の失敗から学び、様々な試行錯誤の上で浪費癖を治してきた(正確には浪費しないような精神状態をキープするために日々意識的に行動してきた)という事実が見えてきた。

倹約、節約できる人の精神状態とはどんなものなのであろうか?その精神状態を保つために彼らが意識しているポイントとは何なのだろうか?今回はそんなテーマで書いていきたいと思う。

 

そもそも浪費癖の要因とは?

そもそも浪費癖のある人はどのような精神状態などが要因となって、浪費を繰り返してしまうのだろうか?倹約や節約をしっかりできている人に話を聞くと、自分の浪費の要因を各々しっかり把握していたりする。そんな彼らへのヒアリングの結果、浪費癖のある人は主に下記のような要因により浪費を繰り返してしまっていることが見えてきた。

<浪費癖の要因>

  • 孤独感
  • お酒等による理性喪失
  • ストレスや疲れ
  • 日常の欲求不満
  • 劣等感
  • 楽観視

 

まずは、孤独感。寂しさを紛らわすためにお金を使う。キャバクラやホストクラブにお金をつぎ込む人は孤独感が要因になっていることが多いだろう。

 

そして、寂しさを紛らわすためにお酒を飲む人も多いと思うが、このお酒が厄介でお酒により理性を失い浪費してしまう人も多い。

 

そして、ストレスや疲れが浪費の要因になることも多い。ストレスが溜まったり、疲れが溜まったりすると冷静な判断ができなくなったりする。寝不足が続くと酔っ払っているのと同じ状態になるという。ストレスが溜まったりすると、欲求不満な状態が続き、この欲求不満を解消し、ストレス発散するために浪費してしまう人も多いだろう。

 

また、劣等感から浪費してしまう人も多い。劣等感からブランドものを身につけていないと自信がなく、どんな場面でも見栄を張ってしまう人は浪費癖の傾向がある。

 

浪費癖のある人は楽観主義な傾向もある。そのような人は、お金を使いすぎても、なんとかなる!と考えがちだが、結局最終的にはお金を無計画に使い過ぎてしまえば、当然のごとく窮地に追い込まれるのだ。

 

そして、最後に「暇」というのも浪費の要因になりうる。やることがなく暇を持て余していたりするとお金を浪費してしまう可能性が出てくる。

 

こうやってみてみると、浪費欲求を持たないことの方が不思議なくらい、ありふれた要因が浪費の要因なことに気づく。しかし、こんな要因を抑えて、なんとか浪費しないための精神状態を保つ習慣がある。浪費癖から解放されて倹約家、節約家になった、そんな先輩方から教えて貰った倹約・節約できる人になるための10の習慣を紹介しよう。

 

浪費癖をなくし、倹約・節約できる人になるための10つの習慣

では、浪費癖をなくして倹約・節約できる人になるためにはどうしたらよいのか?倹約家や節約家の諸先輩方が共通して行っている日々の習慣や意識的に行っていることについて、下記にまとめた。

 

<浪費癖をなくし倹約・節約できるようになるための10つの習慣>

  • お金がかからない趣味を見つける
  • お酒やタバコはなるべく絶つ
  • 誘惑を避ける
  • 欲しいものができたら、生きていくために必要なものかを常に問う
  • 日記を書き、日々を振り返る
  • 毎週家計簿をつける
  • 日常の当たり前に感謝する(自分よりも下を見る)
  • ものを大事に使う
  • ライフプランニングする
  • 浪費による最悪の事態を想定する

 

 お金がかからない趣味を見つける

まず、お金がかからない趣味を見つけるのは一つポイントになるだろう。しかも時間も忘れて没頭できるものであればなお良い。暇を持て余していると、余計なことを考えてしまう。何か嫌なことがあったとしても、夢中で働いたりしていると、いつの間にか忘れてしまっているというのはよくあることだ。暇を持て余すと、浪費の要因となる孤独感を感じたり、劣等感やストレスや欲求不満を感じやすくなるのだ。

 

お酒やタバコをなるべく絶つ

お酒やタバコを絶つのも浪費癖を治すのに有効な手段の一つだ。お酒やタバコが好きな人からは非難を浴びるかもしれないが、お酒を飲んだり、タバコを吸うと精神的に不安定になりやすくなる。お酒は飲むと理性が働かなくなったり、タバコは吸っている時はいいが、時間が経つとタバコが吸いたくてたまらなくなり、吸えないとイライラしてきてしまう。このような理性が働かなくなったり、イライラしている時は冷静な判断が下せなくなっており、欲望に任せて浪費してしまうことが多い。

 

誘惑を避ける

あとは、そもそも誘惑を避けるのは浪費癖を治すのに非常の重要だ。帰り道のコンビニになぜか寄ってしまうということはないだろうか?そもそも帰り道にコンビニがなければ何も買わなかったのに、特に意味もなしにコンビニに寄ってしまう。そして、コンビニのなかをウロウロしている中で、何かを買ってしまうのだ。店がなければ買わない、食べ物がなければ食べない、人間とはそんなもんだ。

 

欲しいものができたら、生きていくために本当に必要なものなのかを問う

世の中のものは大体、なくても生死には関わらないことが多い。その時欲しいと思っても、ちょっとしたらすっかり忘れてしまって、次そのものに巡り合ったとしても、なんであの時あんなに欲しかったのだろう?と思ったりするものだ。一時の欲望に負けないためにも、何か欲しいと思ったときには「生きていくのに、それは本当に必要なものなのか」を自分に問おう。

 

日記を書き、日々を振り返る

人間は自分に都合の悪いことは忘れてしまう。思いっきり無駄遣いをして、あの時あんなに反省したはずなのに、また同じ過ちを犯してしまう。忘れない!と心にどんなに誓っても忘れてしまう。人間とはそういうものだ。そんな忘れっぽい人間が浪費を繰り返さないためには、お金を使った記録を取ることが大事だ。記録を取ることで、浪費した過去を忘れたくとも記録として残ってしまう。また、記録を取ると言っても手書きで残すのが有効だ。人間は手書きで書いたことを忘れにくくする傾向があり、手書きは頭を整理する作用もある。よって、日記を書くことをお勧めする。日々の自分の行いを振り返り、日記をつけることで、自分がどんな時に浪費してしまう傾向にあるのか?という浪費の要因を見つけることができる。日々学び、反省し、姿勢を正しながら精神状態を保っていくために日記は非常に有効である。

 

毎週家計簿をつける

また、記録をするという観点で見ると日記だけではなく、家計簿も浪費癖をなおすのに有効である。この理由は言わずもがなだと思うが、自分がどれだけの収入があって、どれだけ使っているかを改めて把握し、記録することで、何にお金を使いすぎているのかが明らかになる。何でもかんでも節約すればいいわけではない。何にお金を使いすぎているのかを見極めてその部分から見直すのである。家計簿をつける間隔は理想は毎日だが、なかなか時間的にも厳しい人が多いと思うので、一週間に一回は家計簿をつけることをお勧めする。一ヶ月に一回だと月の途中で軌道修正することができず、月の給料を使い果たしてしまう人が多いからだ。

 

日常の当たり前に感謝する(自分よりも下を見る)

 高級住宅街に住んでいる人ほど、浪費癖があるのは以前下記の記事に書いた通りだが、人間は周りの環境に大きな影響を受ける。

 

harutaro.hatenablog.jp

高級住宅街に住んでいる人は、高級外車を乗り回し、高級品を身につける。そんな中にいると周りに合わせて浪費してしまう。イギリスのウォーリック大学の調査では、人間はお金をどれだけ稼いだかで幸せを感じるのではなく、周囲と比べて自分が多く稼いでいるかによって幸せを感じるようだ。

つまり、浪費しないようにするためには、一番は周りの環境を浪費しない人たちにすれば良いのだ。周りの環境をすぐ変えることが難しい場合には、自分を貧しい人と比べるのが有効だ。よく「下を見るな、上を見ろ」というようなことを言う人がいるが、それでは背伸びして、見栄を張って浪費してしまう。浪費癖を治すという観点で言うと「上を見るな下を見ろ」という方が有効なのだ。下を見ると日常の当たり前に感謝できるようになる。満足に食べれない人や家がない人がいるのに自分は十分食べて、屋根の下で眠ることができる。なんて幸せなんだろう。働きたくても働けない人がいるのに、自分は働くことができるなんて幸せなんだろうと。

 

ものを大切に使う

倹約家に共通している習慣の一つが、ものを大事に使っているということだ。上記のように日常の当たり前に感謝できるようになると、ものを大事にするようになる。いろんなものは、修理したり、メンテナンスしながら使うと意外に長持ちしたりする。長く使えば使うほど愛着が湧き、より大切に使うようになるので、浪費をすることは少なくなるのだ。

 

ライフプランニングする

お金を浪費してしまう人の特徴としては、行き当たりばったりで、その場の欲求に任せてお金を使っている人が多い。浪費癖を治すためには、未来を描き、計画を立てる必要がある。将来こんなことをしたい。こんな家に住みたい。子供は何人欲しい。子供にはやりたいことをやらせたい。老後はこんなところに住みたい。何歳まで働きたい。などなど将来の希望はいろいろあるだろう。そんな将来の希望を実現するためにも、ライフプランを立てる必要がある。人生何をするにも少なからずお金がかかる。いろんな希望があるかもしれないが、その希望を叶えるためにはどれくらいのお金がかかるのかは調べれば大体わかる。あとは、自分の希望を実現するために必要なお金を計算し、そこから逆算すれば、いつまでにいくら貯める必要があるか?今このお金を使ってしまって大丈夫か?そんなことは一目瞭然になるのだ。

 

浪費による最悪の事態を想定する

ただ計画を立てただけでは、どうしても欲望に負けて浪費してしまう人もいる。そんな人は将来を描くだけでなく、最悪のシナリオを描くことも効果的な方法になる。浪費が招く最悪の事態は幾つかあるが、最も多いのは離婚や借金地獄だろう。浪費を繰り返すことでいつのまにか借金をして、その借金を返すのに多重債務に陥ってしまったり、そんな多重債務を背負った人なんかとは結婚したくないし、結婚していても離婚を決断する日が来るだろう。この最悪のシナリオをイメージしやすくするのに有効的な漫画がある。それは「闇金ウシジマくん」だ。この漫画を読めばリアルに最悪の事態がイメージできるようになるだろう。

 

ぜひ、浪費癖に悩んでいる方々はこれらのことを試してみてほしい。

 

 

お金は大事だよ

春太郎