ホセ・ムヒカの「Rio+20 地球サミット2012」での演説を聞いて
先日たまたまウルグアイの元大統領ホセ・ムヒカの演説の映像を観て、改めてお金(消費)の呪縛から解放されることの大事さを感じた。
まずは、ホセ・ムヒカのこの演説を観たことがない人は、ぜひ観てみることをおすすめする。
この演説は、2012年にブラジルのリオデジャネイロで開催された国連の「Rio+20 地球サミット2012」での演説である。このサミットのテーマは「持続可能な発展と貧困解消の文脈におけるグリーンエコノミー」「持続可能な発展のための制度枠組み」である。彼は、この演説で今の消費社会の上に成り立つ発展に対して警鐘を鳴らしている。無限の消費と発展を求め、働いてはお金を使い消費し、働いてはお金を使い消費し、人生をすり減らしていくことに対して、その先にあるのは幸せな世の中ではなく、破滅だと主張している。
世界でいちばん貧しいムヒカ大統領によるリオ会議(Rio+20)スピーチ
行き過ぎた消費社会が人々を麻痺させる
我々はいつのまにか消費社会に飲み込まれ、競争社会に翻弄されて、多くの時間を消費と労働のサイクルに使ってきた。
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