春太郎ブログ

お金の“知らない”で損をしない

生命保険、勉強してみたら意外と簡単だった。あぶね〜1000万円損するとこだった〜

なんとなくで生命保険に入れるほど、私セレブではないんで、、、

以前もブログで書いた通り、「社会人になったら保険に入ったほうが良い」的な話をよく聞いていたので、20代終盤から少し焦り始め、やっと重い腰を上げて保険について調べ始めた。

最初は「保険なんて難しくて調べても分からんだろうな〜」という感じだったが、調べてみると意外と「あれ?なんか分かってきたぞ」と手応えを掴みつつ、試しにいろんな保険の営業にも会ってみたりして、当時の「難しくて分からん」という思い込みは徐々に薄れていった。

その過程を経て分かったことがある。それは

 

保険難しいと思ってたけど、意外と簡単じゃん!!しかも生涯で払う金額高っ!!

 

ということと

 

保険の営業は「保険は難しいから理解できなくてしょうがない」「任せておけばいい」「でも分からないからって入らないと将来困る」という流れにしたがるね〜

 

ということだ。保険の営業からしたら稼ぐためには「保険は難しいから理解できなくてしょうがない。あんたに任せた」という話にできれば最高!なのかもしれないが、「よく分からないけど、保険入る」って、とんでもない矛盾だよね

 

言い換えるとこういうことだからね。

 

「その商品何か知らんけど、1,000万円払うわ」

 

ってありえないでしょ!!もう超セレブの発言だよね。「1,000万円か〜安いね。それならよく分からんけど買うわ」みたいな。

(ちなみに一応補足しておくと、日本人の約8割の世帯が、生命保険に加入し、生涯で約1000万円を支払っている。しかし、大半の人は自分が入っている保険の内容をちゃんと把握できていない。信じられないような話だが、よくわらからないものに約1000万円も払っている。)

 

いわゆる普通の一般家庭の人たちが、こんな感じで生命保険に入ってしまっているのは問題でしょ。ってことで、今回は自分が「生命保険って難しいんでしょ」から抜け出すきっかけになった「保険の3つの基本形」を書きたいと思う。

 

改めてよく分からないのに生命保険に入ってしまう理由とは?

改めて、よく分からないのに生命保険に入ってしまう主な要因は、下記の5つだと思う。
 
<よく分からないのに生命保険に入ってしまう主な要因>
  • 保険は入って当たり前という思い込み
  • 保険は難しくて分からないという思い込み
  • 貯蓄にもなっているという思い込み(貯蓄できている場合もあるが、自分の入っている保険を理解できてないと、本当に貯蓄できているか分からない)
  • 月々1万円くらいなら良いかという金銭感覚の麻痺(20〜30代では1万円くらいかもしれないが、50代超えると月々6万円くらいまで上がったり、しかもこれ毎月の固定費だからね!!)
  • 保険営業の強力な営業力
 
保険営業の営業力を落とすことはできないが(保険営業は完全歩合制が多く、生活がかかっているため必死だ)、保険を理解すれば、その他の要因は潰すことができる。
 

保険は簡単!保険は3つの基本形の組み合わせにしか過ぎない

今まで、保険を難しい!!と思って知ろうともしてこなかった人は必見。どんな保険商品だろうと保険は3つの基本形の組み合わせにしか過ぎないのだ。
 
<保険の3つの基本形>
  1. 定期保険
  2. 養老保険
  3. 終身保険
 
この3つだ。どんな保険だろうが、この3つの基本形を組み合わせたものでしかない。まずは、この3つの基本形を理解することで、保険への苦手意識がかな〜り克服されるので、理解しちゃうことをおすすめする。
 

定期保険とは?

まず定期保険とは、その名の通り保障期間が一定期間のみの保険である。基本的には掛け捨てで、保険期間終了時における満期金・解約返戻金が無いが、比較的割安な保険料で大きな保障を受けることができる。ただし更新のたびにその時の年齢での保険料計算されるため保険料が上がったり、自動更新されるものが大半のため、その点は気をつけたい。
 
<定期保険の特徴>
  • 保障は一定期間のみ
  • 保険料はいわゆる「掛け捨て」でその分割安
  • 割安な保険料で、高額の保障を受けることができる
  • 更新すると保険料が上がる
  • 自動更新の商品が多い

 

図1:定期保険とは?

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<定期保険とマッチする保険>
  • 保障が高額な死亡保障
子育て中など、一時的に大きな保障が必要になる際に定期保険は適している。大きな保障を安価に得ることができ、また子育てが終われば大きな保証は必要なくなるので。
 
  • 収入保障保険
子育て中などに、毎月の収入を保証する収入保障保険も定期保険に適している。考え方は定期死亡保険と同じだが、こちらは毎月一定額を受け取ることができる保険。やはり、子育てが終われば大きな保証は必要なくなるため、定期保険が向いている。

 

養老保険とは?

続いて2つ目は養老保険だ。養老保険とは、貯蓄と保障を兼ねた保険である。定期保険同様、保障期間は一定期間のみだが、満期時には死亡保険金と同額の満期保険金が支払われる。また、保障期間の途中でも解約返戻金は払った保険料と同程度戻ってくるため貯蓄要素の強い保険である。ただし、その分割高の保険料となっている。
 
バブルの頃はこの養老保険は支払った保険料よりも多くのお金を満期で受け取れたため、非常に人気があったようだ。
 
<養老保険の特徴>
  • 保障は一定期間のみ
  • 「保障」と「貯蓄」の両方を兼ね備えた保険
  • 満期時に満期金を受け取れるが保険料は割高
 
図2:養老保険とは?

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<養老保険とマッチする保険>
  • 個人年金保険
養老保険は文字の通り、自らの老後を養うために貯蓄性を持った保険。そのため、定年後などに満期金を受け取ることを目的とする個人年金保険がその最たるものだ。
 
  • 学資保険・こども保険
老いを養うわけではないが、目的としては学資保険も養老保険になる。一定期間以後に満期金を受け取ることを目的とし、貯蓄機能を備えているためだ。
 

終身保険とは?

3つ目は終身保険。終身保険とは、保険料の支払いは一定期間だが、保障期間が一生涯続く保険である。この保険は養老保険と同様に貯蓄要素があり、養老保険と違うところは、 満期がないという点と養老保険よりも保険料が安いというところです。
 
<終身保険の特徴>
  • 保障が一生涯
  • 「保障」と「貯蓄」の両方を兼ね備えた保険
  • 保険料は「掛け捨て」ではなく、解約返戻金がある
  • 保険料の払い込み期間を選べる
  • 保険料は若干高めとなる。(定期保険以上、養老保険未満)
 
図3:終身保険とは?

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<終身保険とマッチする保険>
  • 保障が低額な死亡保障
死亡保険を考える人で「お葬式代として」と考える人は多い。終身死亡保険は保険料が高くなりがちだが、お葬式代として、100~300万円程度の保障を確保するのであれば、さほど高額にならない。
 
  • 終身医療保険、終身がん保険
「医療保険」と「がん保険」は、どちらも老後になるにつれて出番が増える保険商品。亡くなる際に、入院が続き病院で亡くなる方も多くいるため、医療保険とがん保険は定期保険では意味がないときが多い。
 

この「保険の3つの基本形」を理解するだけで、一気に保険への興味・理解度が増す

この「保険の3つの基本形」を理解するとどうだろうか?

どの保険会社の保険商品もこの基本形を組み合わせたものだ。なんだか、これなら保険理解できちゃいそうな気がする!!と思わないだろうか?

 

また次回、大半の日本人が入っている保険商品「定期保険特約付終身保険」というものと「アカウント型(自由設計型)保険」というものをこの「保険の3つの基本形」をベースに解説したいと思うが、ほんとこの「保険の3つの基本形」が分かっていれば、何も恐いものはない!!

 
今からでも遅くないので、保険のお勉強しましょう。
 
 
お金は大事だよ。
春太郎