春太郎ブログ

お金の“知らない”で損をしない

年収1000万円が破綻に向かうロジックと対策について

年収1000万円で家計がピンチの人ってどれくらいいるの?

昨日書いた下記記事を受けて、ネットでも年収1000万円で家計が苦しいという人がどれだけいるのか、いろいろ調べてみた。
 
 
そしたら、けっこういるんです。こういう人。
 

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、年収1000万円以上の家庭でも約1割が貯蓄ゼロ。

 

いや〜でも年収1000万円ですよ。
年収1000万円の人が生活が苦しいって、年収それ以下の人たちは、もうどうしろっていうのって感じですよね。
 

年収1000万で家計が苦しい人の特徴

いろいろ調べてみると、年収1000万円以上で、生活が苦しい人の特徴としては、下記のようなものがあるようです。まとめてみました。
 
<年収1000万円でも家計が苦しい人の特徴>
  • 残業多くて、家に帰る時間が遅い。
  • なかなか休みも取れない。
  • 家計を誰も管理していない。
  • 将来のこと、ライフプランについて、家族と話し合う時間もなかなかない
  • 都内の人気エリアに買ったマンションのローンの支払いで毎月ヒーヒー言ってる。
  • カード使いたい放題
  • 外食ばかりしている。しかも話題の高級店等
  • 教育熱心で習い事や私立小中学校の教育費が多くかかっている
  • 収入が多いため、税率高く、国からの補助も受けにくい
  • 見栄消費が多い。必要ないのにワンランク上の物を買う。ブランド品が好き
  • 見栄のために借金までする
  • 周囲がお金持ちだらけなので、見栄消費を加速させる
  • 普通より稼いでいるという油断がある

年収1000万円の人が破綻に向かうロジック

こう見ていくと、なんとなく年収1000万円の人が破綻に向かうロジックが見えてきます。
 
<年収1000万円の人が破綻するロジック>
年収1000万円の稼ぐくらいだから忙しい
忙しいと家計の管理やライフプランニングが疎かになる
家計の現状が分からず、将来かかるお金も想定できずに、「自分たちは周りよりもお金持ちだ」という油断から、浪費を繰り返す
子供の進学等、大きな出費が必要になるタイミングで、自分たちの家計が火の車ということに、やっと気づく
気がついたときには既に遅し、破綻してしまう
 
けっこう厳しいですよね。特に収入多いと、家計がどんなに苦しくても、税率高いし、国の補助は受けにくい。しかも忙しくて、誰も家計管理できないし、将来の計画も立てられない。気がついたら破綻、、、。だんだん年収は高くない方が良いような気がします。年収1000万円は人をダメにする麻薬のようなもののように思えてきます。
 

年収は高い方が良いが、ノープランなのがまずい!

しかし、よく考えると年収はそりゃー高い方が良いわけですよね。毎月20万円しか入ってこないより、毎月60万円入ってきた方が絶対に良い。何がいけないかって、将来の計画なしに働きまくって、稼いで、使いたいだけ使ってというのがよくない。
 
実は年収が低い人の方が、将来のこと考えていたりする。ライフプランニングをちゃんとして、自分の人生をしっかり設計しています。だから、毎月計画的に貯金できていますし、貯金の使い道も明確なんですね。(まぁ、できていない人もいますが、年収が低いと固定費も少ないので、フットワークは軽め)
 
年収1000万円の人も年収が1000万円だからといって油断せずに、しっかり家計を管理して、ライフプランニングすれば良いのです。もし忙しくて、家計の管理やライフプランニングできないのであれば、今の仕事を見直すべきです。
 
なぜ、今の仕事の必要性があるのか?なぜ、年収1000万円必要なのか?使い道は?
 
目的ありきのお金です。目的もなくお金を稼いで、時間を仕事に使い切って、お金も使いたいだけ使って、必死に生きてきて残っていたのは、壊滅的な家計というのはあまりにも残酷でしょう。
 
まずは、今後どんな生活を送っていきたいのかをしっかり考えましょう。家族と真剣に話し合ってみましょう。家族はあなたが残業続きで休みも家にいないという生活を望んでいるのか?ブランド品に囲まれた生活を本当に望んでいるのか?高級住宅街に住むのがそんなに大事なのか?もう一度、話し合うのです。
 
あなたにとって、あなたの家族にとって本当に大事なものが見つかったら、それを軸にした生活を描きましょう。そして、その生活に必要なお金を計算してみましょう。そうすれば、わかるはずです。自分がどのくらい稼ぐ必要があるか、本当に年収1000万円も稼ぐ必要があるのか。
 
自分の人生なんだから、
自分で設計して、計画的にいきたいもんですね。
 
 
お金は大事だよ
春太郎
 
★春太郎の運営サイト「マネー部」も是非見てみてね。
★春太郎のTwitterアカウントも是非見てみてね。